食べすぎ?ダイエットのために食事を減らす?管理栄養士が解説

成人の食事

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「自分は食事を減らして健康的に痩せるのか知りたい」

「食べていないのに痩せない」

 

ダイエットといえば食事を摂らないようにしようと思う方が多いですが、

 

実際無理に食事を減らすことでかえって健康を害してしまい、

ダイエットの意味がなくなってしまうこともあります。

 

自分に負担なく健康的にダイエットをおこなうには、

本当に食事を減らすべきかどうか、自分の状態をみながらしっかりと見分けることが必要です。

 

ここでは、「ダイエットで食事を減らすべきか見分けるポイント」について紹介します。

 

基本的なことですので知っている方もいると思いますが、

健康を維持しながらダイエットするために大切なことなので今一度読んでみてください。

 

 

 

ダイエットで食事を減らすべきか見分けるポイント

①今の自分は本当に「自分にあった食事量」だけを食べているのか

 

食事の量を減らすダイエットの方法が向いている方は「本来の自分に合った食事よりも多くの量を摂っている方」です。

 

専門的に言うと、総エネルギー摂取量がエネルギー必要量を超えている方です。

 

総エネルギー摂取量・・・1日のうちに食事から摂る食事量

エネルギー必要量・・・本来の自分に合った食事量

 

自分に合った食事量よりも多く摂っている方は、

本来自分が健康的に生きていく上で必要とする栄養以上に摂っているため、身体が(脂肪などの形で)栄養を貯めている状態です。

 

なので、本当に必要な量を確実に摂りながら、余分なものを摂らないようにするダイエットの方法を取り組んでも

健康を維持しながらダイエットをすすめられる傾向にあります。

 

ダイエットをする際は、食事を自分にあった食事量まで徐々に調整していきましょう。

 

 

ですが、実際自分にあった食事の量をきちんと把握できている方は少ないかもしれないです。

こちらに自分にあった食事量を知る方法をまとめていますので、一度チェックしておくことをおすすめします。

 

 

 

②食事以外で何か食べていないか

 

「間食を習慣的に摂る方」も食べる量を減らすダイエットの方法が向いています。

 

この場合は食事というより、おやつなどの間食を減らすことが望ましいです。

 

おやつ、ジュース、おつまみなどを習慣的に食べたり飲んだりしている方は、たいしてお腹は満たされないのに、思ったよりもエネルギーを摂取していることがよくあります。

 

おやつ、ジュース、おつまみなど食事以外のところで食べるものによって

1日の合計で摂るエネルギー量(総エネルギー摂取量)が自分に合った食事量をオーバーしている方は

余分に摂る量を減らすダイエットをすることで健康を維持しながらダイエットができるタイプです。

 

この場合は、

おやつやジュースといった間食をやめると、総エネルギー摂取量を減らすことができるので、3食の食事をやりくりしなくても、総エネルギー摂取量をコントロールしやすいです。

 

おやつが生きがいで、食べないと生きていけない

というくらいならば別の方法を検討するのもありですが、

 

そうでないならば間食は習慣的に摂らないようにして間食は嗜む程度にしましょう。

 

 

 

食事を減らさず運動をした方が効果的な場合

 

食事はあまり摂っていないし、自分に合った食事量を摂っているのに、それでも痩せにくい方もいます。

 

そのような方は、

今現在の摂取するエネルギー量と消費するエネルギー量のバランスが均等に保たれていることが考えられます。

(摂取するエネルギー量と消費するエネルギー量のバランスについては参考にまとめています)

 

 

本来、健康からみて自分に適した体重のときに

摂取するエネルギー量と消費するエネルギー量のバランスが保たれていることはとてもいい状態と言えますが、

 

今の体重が自分に合った体重よりも重く、ダイエットしたい場合はバランスを、エネルギーを消費する方向に傾ける必要があります。

 

自分に合った食事を摂れているならば、食事を減らすことで必要な栄養量が確保できない恐れが出るので、

運動をして消費するエネルギー量を増やす方が好ましいです。

 

 

運動は、軽いジョギングなどの有酸素運動を1回30分以上、週3回から始めていき、

体重に変化がなければ徐々に運動の量を増やしていきましょう。

 

以下のポイントに注意して身体の負担を減らしましょう。

  • 身体の脂肪をエネルギー源として消費するように持続型の運動にすること
  • 運動を始めてもいきなり食事の量を減らさないこと

 

 

 

栄養を摂りながらダイエットする方法

 

極端に食事を減らしたり、運動を限界以上にたくさんしたりすると体重は確かに落ちると思います。

 

ですが、このやり方ではダイエットをすることでかえって体調を崩すような恐れがあり、現実的ではないでしょう。

 

 

自分に負担なく、ダイエットを継続しておこなうには、自分の身体に順応させながらダイエットすることが重要です。

 

以下では、リバウンド防止を目的に身体に順応させるために、栄養を摂りながらダイエットをすすめていく方法を紹介しています。

 

この中で、自分の体重をみながら食事量を調整する方法を解説しています。

 

ダイエットしたい方はもちろん、自分の栄養を管理するときに基本となる方法なので

一度知っていただくとこれからの健康にお役立てできると思います。

 

 

 

(参考)体重は「摂取するエネルギー量」と「消費するエネルギー量」のバランスで変動する

体重は自分の身体の重さのことですが、

そもそも自分の身体は「自分の食べたもの」でできています。

よって、原理としては、食べたものの量(摂取するエネルギー量)が増えれば、身体に食べたものが蓄積されていくので、体重は増えます

一方で、ひとは生きていくなかで、運動したり、心臓が動いたりというように身体を動かしています。

このように身体を動かしていくには身体のなかのエネルギーを消費します。

 

よって、原理としては、運動をたくさんすると、消費するエネルギー量が増えるので、身体にあるものを消費するために、体重は減ります

 

 

まとめると、体重は「身体が摂取するエネルギー量」と「身体が消費するエネルギー量」のバランスで変動します。

 

つまりダイエットしたいなら、

食事で摂るエネルギー量よりも、運動などで消費するエネルギー量の方を多くすることが基本です。

 

なので、「食事で摂るエネルギー量を減らす」のか、「運動などで消費するエネルギー量を増やす」のか、またはその両方か

 

ダイエットを継続するには、この記事の例をみながら自分にあった方法で取り組んでみてください。

 

 

 

まとめ

○体重は、「摂取するエネルギー量」と「消費するエネルギー量」のバランスで変動する

○ダイエットするには、身体の「消費するエネルギー量」が多くなっている状態とする

○摂取するエネルギー量を減らすのが向いている方は「自分に合った食事よりも多く摂っている方」

○消費するエネルギー量を増やすのが向いている方は、「食事量は適切なのに痩せにくい方」

 

 

 

以上、「ダイエットで食事を減らすべきか見分けるポイント」について紹介しました。

 

この内容は基本的なことですが、

健康を維持しながらダイエットをするには欠かせない知識なのでぜひ知っておいてください。

 

 

 

(注意)

正確には、「摂取するエネルギー量」ではなく、食べたものから「身体に吸収するエネルギー量」が体重に影響しますが、

一般的なダイエットでは、摂取するエネルギー量を管理すれば大丈夫なので、ここではわかりやすく摂取するエネルギー量をもとに解説しています。

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