離乳食におすすめの市販の食パンは?

離乳食

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スーパーなどのパンコーナーにはたくさんの種類の食パンがあり、それぞれで材料が異なるので、離乳食で使う場合にはどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

今回はスーパーで買える離乳食におすすめの食パンをご紹介します。

離乳食の食パンを選ぶポイントは?

  • 食品添加物が少ないもの
  • はちみつが使われていないもの
  • 塩分や脂肪分が少ないもの
  • 卵や乳製品に注意
  • トランス脂肪酸が含まれていないもの
  • 国産の小麦を使っているもの

 

食品添加物が少ないもの

日本の食品添加物は厚生労働省が安全性を評価し、健康に害が出ない使用量が定められているので、大人が食べる分にはあまり心配する必要はありません。

ただ、体の小さな赤ちゃんと大人が摂取したときの比率は大きく違います。離乳食用のパンを選ぶ際は、できるだけ添加物が入っていないものを選びましょう。

ちなみに、パンの成分表の原材料一覧の中で「/」よりも後ろに記載されているものが添加物です。

特に気を付ける添加物はイーストフード乳化剤です。

イーストフードはイースト(パン酵母)の栄養源となり、発酵を促進する添加物で、塩化アンモニウム、硫酸カルシウムなどを一括してイーストフードと表示されています。

乳化剤はパンの保水性を高めてやわらかさを保つために使用する添加物で、レシチンやグリセリン脂肪酸エステルなどを一括して乳化剤と表示されています。

イーストフードと乳化剤が不使用の食パンを選ぶと安心です。

 

はちみつが使われていないもの

パンの中にははちみつが使われているものもあります。はちみつは乳児ボツリヌス症という重大な病気を起こす可能性があるので、1歳未満の赤ちゃんには絶対に食べさせてはいけません

また、はちみつと製法が同じ黒砂糖も1歳までは与えない方が安心です。黒砂糖が使われているパンもあるので、必ず表示を確認しましょう。

 

塩分や脂肪分が少ないもの

赤ちゃんの消化機能は未熟なため、塩分や脂肪分が多いと体に負担がかかってしまいます。また、離乳食は薄味が基本で、素材の味を感じることで味覚が育ちます。赤ちゃんの時から塩分の高いものを食べていると、濃い味を好むようにもなってしまいがちです。

特に高級な食パンはいい材料が使われていて赤ちゃんにも良さそうと思いがちですが、生クリームやバターや砂糖など、他の材料が多く使われていることもあるので注意しましょう。

 

卵や乳製品に注意

パンには小麦の他にアレルゲンとなりやすい卵や乳製品が使われているものもあります。まだ食べさせたことがない場合は、卵や乳製品が使われていないものを選びましょう

卵や乳製品が食べられようになれば、パンの中に含まれていても大丈夫です。

 

トランス脂肪酸が含まれていないもの

食パンを作るときによく使われる、マーガリンやファットスプレッド、ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めることが報告されています。離乳食での食パンはトランス脂肪酸0gやトランス脂肪酸フリーと表示されているものを選ぶといいでしょう。

※ちなみに、パッケージに「トランス脂肪酸0g」や「トランス脂肪酸フリー」と書かれている場合でも、表示を見るとトランス脂肪酸が含まれていることがあります。これはトランス脂肪酸の含有量が100g当たり0.3g未満である場合、0gやフリーの表示ができるためです。

トランス脂肪酸の表示は必須ではないため、記載のないものもありますが、パンに含まれるトランス脂肪酸はマーガリンなどに由来するものです。

表示がない場合は、マーガリンやファットスプレッド、ショートニングが使われていないものを選ぶと安心です。

 

国産の小麦を使っているもの

輸入小麦はポストハーベストやグリホサートの残留農薬の可能性があります。ポストハーベストは輸送中や保管中の害虫被害を防ぐために、収穫後に農薬を使用する殺菌剤、防カビ剤です。グリホサートは収穫直前に撒かれる除草剤です。基準値以下ではありますが、実際に輸入小麦からは微量のグリホサートが検出されています。

日本ではポストハーベストの使用や収穫直前にグリホサートを散布することは認められていないため、国産小麦を使用した食パンを選ぶと安心です

「小麦粉(国内製造)」という表示は、外国産の小麦を日本で製粉した小麦粉も含まれるので、小麦自体は国産ではない場合もあります

一方、「小麦粉(小麦(国産))」と表示されている場合は、国産の小麦が使用されています。より安心できるパンを選びたいという方は「国産」など産地の記載があるものを選びましょう。

また、「国産小麦使用」の表示があるものは、輸入小麦も併せて使用していることが多いので、国産小麦100%か確認しましょう。

 

離乳食におすすめの食パン

原材料はメーカーや商品によって異なるので、袋などに記載されている原材料表示を確認し、食品添加物が少なくシンプルな原材料のパンを選びましょう。

食パンを選ぶポイント6つを紹介しましたが、すべてを満たす食パンがいつも利用するスーパーにあるとは限りません。日本で使用が許可されている食品添加物やトランス脂肪酸は健康に害のない安全な量の基準値が定められています。使われていないに越したことはありませんが、あまり神経質になりすぎると何も買えなくなってしまうので、適度に気にする程度で選んでみてください。ただし、1歳未満の場合、はちみつだけは厳禁です。

ここでは、比較的手に入りやすいおすすめの食パンを紹介します。

 

パスコ 超熟

原材料:小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む)

材料がシンプルで離乳食におすすめの食パンです。イーストフードや乳化剤も不使用。国産小麦が13%使用されており、そのままでもやわらかく、もっちりとした食感です。

 

パスコ 超熟 国産小麦

原材料:小麦粉(小麦(国産))、砂糖、バター、パン酵母、食塩、醸造酢、米粉、(一部に小麦・乳成分を含む)

スーパーで買える国産小麦100%の食パンといえば、こちらのパスコ「超熟 国産小麦」です。少し価格は高くなりますが、国産小麦にこだわりたい方はこちらがおすすめです。そのままでもなめらかな舌触りで、もちっりとした食感。

 

フジパン 本仕込

引用:フジパン公式HP

原材料:小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、食用油脂、パン酵母、醸造酢加工品/ビタミンC、(一部に乳成分・小麦を含む)

どこのスーパーでも見かける食パンの定番商品、フジパン「本仕込」。弾力がありもっちりとした食パンです。イーストフードや乳化剤は不使用です。

 

 

以上、スーパーで買える離乳食におすすめの食パンをご紹介しました。

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