離乳食のブロッコリー|調理方法や下ごしらえのポイント

離乳食

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ブロッコリーはビタミンCやカロテン、鉄、食物繊維など栄養が豊富です。ゆでると甘くなるので赤ちゃんも食べやすい食材ですが、離乳食ではどのように使うのでしょうか。

今回は離乳食でブロッコリーはいつから、どれくらい食べられるのか、ゆで時間や電子レンジでの加熱の方法などをご紹介します。

ブロッコリーはいつから食べられる?

ブロッコリーは離乳初期(5~6ヶ月頃)から食べることができます。味にもくせがなく、やわらかくしやすいので、離乳食におすすめです。

茎の部分はかたいため、初期、中期の間はブロッコリーの穂先のみを使用します。茎は生後9ヶ月以降の離乳後期から使用できます。赤ちゃんの様子を見ながら食べさせてみましょう。

後期以降は茎の部分を残してやわらかくゆでると、手づかみ食べにもぴったりです。

市販の冷凍ブロッコリーを使用してもOKです。旬以外の時期にも手に入り、時短にもなるので便利ですよ。

時期別の調理方法と目安量

離乳食初期

小房に分けて簡単につぶせるくらいまでやわらかくゆで、穂先の部分を包丁でそぎます。裏ごしするかすり鉢ですりつぶし、お湯やだし汁でのばしてなめらかなペースト状にしてから与えましょう。

慣れてきたら加える水分量を少しずつ減らし、とろとろのポタージュ状から、ぽってりとしたペースト状にしていきます。徐々に少し粒が残るくらいにすりつぶして食感を残していきましょう。

量は小さじ1から始め、15~20gくらいまで増やしていきます。

離乳食中期

小房に分けて、簡単につぶせるくらいまでやわらかくゆでます。穂先の部分を包丁でそぎ、少し形が残るくらいに粗くつぶすか、みじん切りにします。

目安量は20〜30gです。

離乳食後期

小房に分けて、指でつぶせるくらいまでやわらかく加熱します。3~5mmの粗みじん切りから、少しずつ大きくしていき、後半は5~7mm程度に刻みます。

茎の部分もやわらかくして刻んで使います。後半で手づかみ食べができそうなら、やわらかくした小さめの小房のままで与えてみましょう。

目安量は30~40gです。

離乳食完了期

小房に分けて、指でつぶせるくらいまでやわらかく加熱します。茎は特にやわらかくゆでましょう。1cm程度に粗く刻むか、手づかみ用なら1cm角×3~5cm長さのスティック状に切ります。

目安量は40~50gです。

ブロッコリーのゆで時間は?

ブロッコリーは鍋でゆでるか、電子レンジで加熱する方法があります。

固さは月齢によって異なりますが、茎を使う場合は特にやわらかくゆでます。大人用と比べると少しゆですぎだと感じるくらいが、赤ちゃんにとって食べやすいでしょう。

ゆでる場合は鍋の大きさや火力にもよりますが、5~6分くらいでやわらかくなります。

ブロッコリーのビタミンCは水溶性のため、お湯の中に溶け出してしまいます。みずみずしくゆであがるのは鍋での加熱ですが、栄養面では電子レンジがおすすめです。

電子レンジでの加熱時間は4~5分くらいが目安です。細かく切ってから加熱する場合は2分くらいが目安です。

加熱時間は食材の量や大きさなどによっても異なるので、目安として参考にしてください。

加熱方法加熱時間
鍋でゆでる5分
電子レンジ(500W)(小房に切る)4~5分
(細かく切る)2~3分

ブロッコリーのペーストの作り方

鍋でゆでる方法

1.小房に切り分け、沸騰したお湯で約5分ゆでます。

2.ゆであがったらザルにあげて水気を切り、冷まします。

3.穂先部分だけ包丁で切ります。

4.すり鉢で細かくつぶすか、裏ごしをしてお湯でのばしペースト状にします。

電子レンジで加熱する方法

電子レンジで加熱する時はブロッコリーに水を少量振りかけてから加熱します。焦げやすいので、少しずつ加熱したり、途中で混ぜたりするとムラなく仕上がります。ブロッコリーの大きさや量によっても加熱時間が異なるので、様子を見て加熱しましょう。

●小房に分けたブロッコリーを電子レンジで加熱する場合:

1.小房に切り分け、ブロッコリーを耐熱容器に入れます。

2.上から少量の水をかけてふんわりとラップをし、500Wで4~5分加熱します。

3.穂先部分だけ包丁で切ります。

4.すり鉢で細かくつぶすか、裏ごしをしてお湯でのばしペースト状にします。

●細かく切ったブロッコリーの場合:

1.ブロッコリーの穂先の部分を切り、耐熱容器に入れます。

2.上から少量の水をかけてふんわりとラップをし、500Wで2~3分加熱します。

3.すり鉢で細かくつぶすか、裏ごしをしてお湯でのばしペースト状にします。

離乳初期のペーストはハンドブレンダーが便利

ペースト状にするとき、すり鉢や裏ごし器でブロッコリーをすりつぶしてもよいですが、なかなか手間がかかりますよね。

そこで、ハンドブレンダーやフードプロセッサーを使うととても簡単です。あっという間になめらかなペーストができますよ。

お湯やだし汁を加えながら、ちょうどいいかたさにしましょう。ハンドブレンダーは少量だと撹拌しにくいので、まとめて調理して冷凍保存しておくと便利です。

冷凍保存方法は?

ブロッコリーは加熱後、冷凍保存することができます。ブロッコリーをゆで、ペースト状にするか、時期に合った大きさに切ってから製氷皿に入れて冷凍するとよいでしょう。

ペーストは製氷皿に入れて冷凍し、凍ったら型から外し、冷凍保存袋に入れます。

または、ペーストにしたブロッコリーを冷凍保存袋に入れて平らにのばし、空気を抜いて密封し、1回分ずつに箸で筋を付けてから冷凍します。冷凍した後にパキッと折り、1回分ずつ取り出します。

手づかみ食べ用に冷凍する場合は、小房ごとにゆでて水気をきったら、冷凍保存袋に入れて冷凍します。

解凍するときは、自然解凍ではなく、必ず電子レンジや小鍋で再加熱してから食べさせます

また、冷凍したブロッコリーは、1週間を目安に使い切るようにしましょう。

 

以上、離乳食のブロッコリーの時期別の調理方法や下ごしらえのポイントなどを紹介しました。ぜひ参考にしてください。

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