職場でできる糖尿病予防

成人の食事
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「仕事の都合で帰宅する時間が遅いので、日ごろなかなか運動したり食事に気を付けたりすることができません。なにかおすすめの方法はありますか。」

 

糖尿病の予防には規則正しく栄養バランスの整った食事と適度な運動習慣が重要ですが、

いざ自分の生活に当てはめるとなかなか思うように実行できない方もおられると思います。

 

食事も運動も休日だけでなく就業日にも糖尿病予防にむけて取り組んでいくことが大切で、健康的な生活を断念してしまう方は、自分の普段の生活に糖尿病予防を取り込めない場合が多いです。

ここでは職場でできる糖尿病予防をテーマにぜひ取り組んでみてほしいことをまとめています。

このページの内容がなにかヒントになって健康維持に貢献することができれば幸いです。

 

 

 

職場でできる3つの糖尿病予防

①1時間に1度は座位を中断する

 

仕事柄デスクワークで座っている時間が多い方は「座位の中断」を定期的にするようにしましょう。

座位の中断とは座っている状態を止めることで、お手洗いのために立って歩いたり、ストレッチをしたりして、座らない時間を作ることです。

座っている時間が長いと身体活動量が低下し、肥満になりやすくなって血糖コントロール不良を招くことにつながってしまいます。

 

糖尿病予防の観点からみると、立って活動しながらの仕事や重い荷物を持ち骨格筋を働かせる仕事ですと、普段の仕事のなかでてきどにからだを動かすので、その分のエネルギーを消費し血糖コントロールを保ちやすくなります。

その観点から、座位の多い仕事でも定期的に座位を止めて身体を動かすようにするといいでしょう。

 

何度も座ったり立ったりすると仕事にならないので、1時間に1度軽めの休憩と一緒に在位を中断してみてください

 

 

  

②食後の業務はデスクワークを避ける

 

座っている時間がならないようにしたら、次は食後にもう一工夫しましょう。

食事が終わってから30分で運動をすることが糖尿病予防・改善に有効と言われています。

できれば食後30分での運動は有酸素運動やレジスタンス運動が望ましいとされていますが、なかなか仕事中に運動は難しいので、まずは食後の在位の時間を短くするために、可能な限り食後の業務はデスクワークではなく身体を動かしての業務をおこなうといいでしょう。

 

重要なことは食後の活動量が低下しないようにすることなので、食後となる午後の業務は意識的に身体を動かす内容をスケジューリングしてみてください。

 

 

 

③雑穀を選んで食べる

 

職場での食事選びでも工夫次第で糖尿病予防につながります。

 

糖尿病にならないために食事を摂り過ぎないように注意している人も多いかと思いますが、食事を減らすと活力が出ず業務効率が下がってしまいかねません

そうならないようにするには、業務のために必要な食事はとりながら糖尿病を予防するのが望ましいです。

 

この場合は食事の量を減らすのではなく、血糖値を上げにくい食事に変えるようにします。

たとえば社員食堂やコンビニで食事を選ぶときに、白米でなく雑穀米を選んだり、雑穀入りのパンを選ぶようにしましょう。

この理由は穀物に含まれる食物繊維を摂ることで食後の高血糖を抑える効果があるためです。雑穀米や雑穀入りのパンには穀物由来の食物繊維が多く含まれるので、同じ量のご飯を食べても食後の血糖値を上げにくくすることが期待されます。

 

仕事に必要な栄養を補給しつつ食後の高血糖をふせぐことにつながるのでぜひ試してみてください。

 

 

 

糖尿病予防は「日々取り組める」ものを「継続する」こと

 

糖尿病の予防に必要なことは「日々取り組める糖尿病予防の食生活を継続する」ことです。

いくら健康的な食事でも効果的な運動でも一度だけ実践したのでは糖尿病の予防には十分な効果が期待できません。

反対に、実践する内容は効果が少なくとも自分でできる範囲で日々コツコツ取り組んでいくことで、やがては大きな糖尿病予防の効果が期待できます。

食事は毎日摂るものなので運動と合わせて毎日の継続的な健康管理をおこなっていけるように無理のないものを実践していきましょう

具体的な糖尿病予防のための食事のすすめかたは以下にまとめているので合わせてご参考ください。

 

 

 

まとめ

○座っている時間が長くなりすぎないように1時間に1度座位を中断する。

○食後はできるだけ身体を動かす業務をおこなう。

○食事は雑穀を選ぶ。

 

 

 

以上、「職場でできる糖尿病予防」をテーマに紹介しました。

普段の仕事の中でちょっとした工夫が糖尿病の予防につながるのでぜひ試してみてください。

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